人生は再生の物語である。

59歳無職から還暦のリアルへ。

とにかく時間がたつのが早い。なぜだ?

あっという間に金曜日だ。

 

あれ、このまえ月曜日だったのに・・・

 

こんな繰り返しなら1週間はすぐに過ぎるし

1か月も終わってしまう。

 

ふと気づくと季節も変わって

この暑さもいつの間にか寒さに変わっているのだろう。

 

早い・・・

本当に早い・・・

 

大人になると時間がたつのが早く感じられるとはよく言われる話だが

 会社を辞めてからはそれがもっと加速しているように思う。

 

やはり今まであったあらゆる行事が取り払われてしまうと

そのハードルがなくなってしまったぶんだけ

歩むペースも早くなるということなのだろうか?

 

そういえば最近は暑いこともあって

予定をなるべく入れないようにしているが

直近のイベントといえば

2週間前にあった呑み会ぐらいで

あとは大した予定もなかった。

 

それがすぐ昨日のような感じなのだ・・・

 

映画館にも足を運んでいないし

友人にも会っていない。

 

外出はしているが

買い物だったり

髪を切ったり

病院に行ったり・・・

でもそれらは全ていくらでも日程調整できることばかりである。

 

どうしてもその日でないといけないもの、

自分だけでなく誰かが決めたものも含めて動かしようのないこと。

 

それが今までの自分にとっての予定であったが

今はそうではないことがほとんどである。

 

それが毎日の日常になってしまうと

やはり時間が早く過ぎてしまうのだろうか。

 

それでいいのか?

何かやり残していないか?

やらないといけないことがあるんじゃないか?

 

まだフリーの生活というものに

慣れていないせいかもしれない。

 

自由な時間をうまく使ってやることを決めたり

いろんなもののバランスをとって生活することに

何となく不慣れな自分がいる。

 

まだすべてが不安定なのだ。

 

いったん会社を辞めて働くことはしていないものの

これからまだどうするかを決めているわけではない。

 

今はとりあえず貯えを取り崩して生活しているが

 年金を貰うまでまだまだ時間があるし

そのあとだって十分ではないことをぼんやりとわかってもいる。

 

いろいろ考え始めると気が重くなるので

今はまだいろんなことを忘れようとしているのかもしれない。

 

だがはっきりしているのは

その不安感を取り除くためだけに

また前のようにサラリーマンになったり

ただ働くという選択を安易にしたくはない、ということだ。

 

働くことは素晴らしい。

 

確かにそう思うけど

働くことで大事なことを先延ばししているような思いもずっとあった。

 

働くことでいろんなものを手に入れたし、その経験が今の自分を作っている。

 

だけどこれからの人生を考えたら

残された時間には限りがあるし

やるなら今しかないのだ。

 

それが何なのか。。。

 

ボンヤリとはわかっているのかもしれないが

その前で少しウロチョロしながら

時間をかけて確かめようとしているような気もする。

 

それが今までないちょっと幸せな時間だとすれば

確かに時間がたつのが早くても

何となく納得するしかないような気もするけど。