人生は再生の物語である。

59歳無職から還暦のリアルへ。

メルカリを始める⑪~売れ残っても大丈夫ではあるけれど。

最近、産直野菜に凝っている。

 

今ではスーパーでも独自の仕入れルートを開発して

産直野菜のコーナーなど設けているから珍しくもないが

幸い近くにある畑で不定期に販売しているので

以前からそこで買ったりしていた。

 

何といってもそこの畑で収穫されたものだから新鮮である。

少し不格好でも

高くても

そして味がピンボケでも

何となくの満足感があった。

 

しかし、それだけで満足しないのが私である。

 

もっと産直野菜はないかと

JAの販売所で神奈川まで足を運ぶようにもなったし

東京でも比較的近いところで販売しているところを見つけた。

 

最初はそこで週に1度早い時間から行われる販売会に間に合わせるため

朝早めに車で駆けつけたりもしていたのだが

いつの間にか足が遠のいてしまった。

 

そこを仕切っている意地悪ジジイが鼻についたのと

野菜自体も市販よりデキが良くないような気がしたからだ。

 

 何か他にないかな・・・

 

車でぶらぶらしていると

何か所か産直野菜の旗を見つけることができた。

 

やはり何でも意識を持って探していると

何かに巡りあえるということだろうか?

 

今の時期ならトマトがメインだ。

 

この前、サイズがまばらで4個350円という

トマトが売られていたのでとりあえず買ってみた。

相場から言えば少し高いと思う。

 

そこは数種類の野菜がいつも売られているので

そのときどきで好きなものを選べるし

全体的に値段は高いのだがよくいえば上品、

まぁ高いと言っても産直でその人の畑で採られたと思えば

納得がいく範囲である。

 

しかしそのあと偶然見つけた畑で売られていたトマトは

何と大きいサイズが3個で200円だった!

 

うーむ、

明らかにこっちが安い。

 

帰って食べたが味も申し分ないし

明らかにこっちの勝ちである。

他にピーマンやキュウリもあったがそれは100円だった。

どうやら全体的に安い値付けをしているようだ。

 

その日から私はそこを目指していくことになった。

 

しかし土日になるといつもはある時間帯にいっても

既に無くなっている!

 

どう考えても市販のスーパーより安い産直野菜が

安く売られていたら間違いなくこっちで買うだろう。

 

そこで私はいつものルートを変更して最初にこっちに行って

そのときの成果によっていつものちょっと高いところに、

という順番で買い求めるようになった。

 

何となくだが前に買っていたところの野菜が高く見える。

 

それでもそれらの野菜は夕方までには売り切れてしまうのだろうか?

それとも残ってしまってその人が食べるようになるのかな?

 

安い価格でイイものが売られていればすぐに売れる。

しかし、価格が高ければ当然のことながらすぐには売れない。

 

メルカリもまさにその通りなのだ。

 

早く売りたいなら最初の価格を安く設定すればいいのはわかっている。

 

しかし、少しでも高く売りたいからそれがなかなかできない。

 

最初は高く設定して状況によって下げていけば

どこかで買ってくれる・・・と信じている、すぐには売れなくても。

 

 

何となくオークションとは別のダンピング方式である。

 

ただ悩ましいのは

私の今の実感からすると

最初のインパクトがかなり重要なのか、

ある程度安い価格で出品しないと

値下げしていってもなかなか売れないような気がすることだ。

 

価格の問題は本当に悩ましい。

 

結果的にだが今は売るために出品を続けているが

在庫数もそれに比例してかなり増えている。

 

冷静に考えれば

その在庫数はもともとあるものだから体積が増えているわけではないし、

売れ残っても野菜のように賞味期限があるわけでもない。

 

だから在庫が増えても売れ残っても

全然問題はないはずなのだが

気分はいまいちスッキリしないままである。

 

これからも、メルカリの旅は続く・・・。