人生は再生の物語である。

59歳無職から還暦のリアルへ。

会社を辞めてわかったこと①生活のリズムは寝ることでリセットされる。

会社を辞めて数か月。

 

思ったよりも忙しいのは何故だ?

 

思ったよりも時間が早く過ぎるのは何故だ?

 

そして、

思ったよりもお金がどんどんなくなってくるのは何故だ?

 

いやはやまだ

 何だかまだ慣れていないことの方が多いのかもしれない。

 

しかし、少しずつ無職の生活でわかったこともある。

 

まず、思ったのは

会社を辞めると生活のリズムを作るのが結構タイヘンだということだ。

 

サラリーマン時代が長かったからあまり疑問に思わなかったが

朝決まった時間に家を出るというのは健康にも良いらしい。

 

確かにそうだ。

 

それによって朝のルーティンワークが決まる。

 

起床、そして朝食。

 

朝食は食べた方がいいか悪いかにはいろんな意見があるようで

私も食べないで過ごしてみたりもしたが

学術的にも正解はないようだし、

結局、自分にあうのはどちらかということだろう。

 

いくらいいと言われても自分ができない行動は長続きしない。

 

いろいろやってみたが、結局私は朝食は食べる主義だ。

 

朝は時間がそもそもあまりないからなるべく効率よく食べる。

 

パンと珈琲、それに果物を少々。

食べ過ぎると眠くなったり朝の効率が悪くなるから

これで十分だ。

 

朝食を済ませて慌ただしく朝の時間を過ごすが

私はブルーレイをフル稼働させて

テレビ番組を録画しているので

夜中の番組をチェックしたりダビングしたりしたあと

その日の録画状況を確認するのがとりあえずのノルマ終了、

そのあと急いで身支度を済ませてから家を出る。

 

この繰り返しを40年近くやってきたのだ。

 

しかし、今はそれがない。

 

まず朝起きる時間が何時でもいいと言われたら

確かに嬉しいというか

気も楽なのだが

あまりゆっくり寝るとリズムが崩れてしまい

結局1日が何もできなかったり

具合が悪くなることの方が多い。

 

たとえばランチを外で食べようと思っても

時間がずれると店が休憩に入っていたりする。

 

どうやら会社だけでなく

街全体も

そしてあらゆることが

朝から昼にかけて

そして昼から夕方にかけて

夕方から夜、夜から朝までという風に

システムができているのだ。

 

だから、東京は眠らない街だといっても

夜中にあまり活動することはできない。

移動するにも電車が止まってしまうから

車や歩きになるので自ずと行動も限られてくる。

 

基本、夜は休むようにできているということなのだ。

 

だから自由になったからといって

そのシステムを崩して行動しようとしても

自分に合わせてくれることが少ない。

 

逆に1日の過ごし方を

いつもように起きて寝るという

基本パターンが守られていれば

そのシステムの中で使える自由は大きいということになる。

 

だから結局朝起きる時間は

少しのんびりできることぐらいが特権?自由?なくらいで、

それはそれで結構大きな要素かもしれないが

結局朝は前と同じように起きて

1日を始めるようになってしまった。

 

それによって

身体も心もひとまずの安定感を感じているのが

不思議である。

 

やはりこれも長い間過ごしてきた自分なりの習慣なのか

それとも防衛本能のようなものなのだろうか?

 

で、今のところの結論だが

なかなか自分の生活のリズムを変えることはできないし、

それが生活の基本ルールのようなものなのかもしれない。

 

もちろん、夜遅くまで起きることもあるし、

それによって生活のリズムが狂うこともしばしばある。

 

しかし、

それも寝ることでリセットされる。

 

寝ることは一日を活動する上で大事な休養でもあるが

やはりあらゆることをリセットできるということの方が

大きいのではないか。

 

うまくいってもいかなくてもリセットは大事。

 

新しい1日を始めるためのリセットなのだから

寝ることが重要な時間であることも間違いなさそうだ。