人生は再生の物語である。

59歳無職から還暦のリアルへ。

メルカリの日々②~「くどい」のと「ややこしい」のと(後編)。

夜中に料金交渉されたあげく明日までには届けて欲しいと言われ、

寝不足のまま朝早く、いつものコンビニに梱包した雑誌を持参した。

 

私が出来るのは早く発送することしかない。

 

買ってくれたからできるだけのことは対応しようと気持ちを切り替えた。

 

都内なら間違いなく明日には着くだろう。

 

そう思って発送したのだが、送り先は京都だった。

 

え、早く言ってよ・・・

それなら早く返事もくれよ・・・

 

しかし、発送してしまえば私にできることはない。

祈るだけだ。

無事早く着いてほしい、と。

 

しかし、明日欲しいというのも本当だったのだろうか?

 

これは早く発送してほしいという意味に過ぎないのではないのか?

 

ついいろいろ考えてしまったのだが、結局本当のことはわからないままである。

 

気を揉んでいたが

都内で午前中コンビニに持ち込んだものが

翌日無事京都のこの人の手元に届いたときは正直ビックリした。

 

奇跡的?

そんなに早く届くものなの?

 

メルカリは何しろ相手の顔が見えないから、いい場合もあればその逆もある。

 

それを前提にしたコミュニケーションで売買を無事に完了させなければならない。

 

だから値引き交渉も含めてある程度寛容さがないとやっていけないと思う。

 

だがアタマではわかっていても

いったんリズムが狂ってしまった私は

ついその前に購入してくれた「急ぎません」と

繰り返しコメントがあった人のものを

つい送れそびれてしまったのだ。

 

連休が明けてそろそろ送った方がいいかな・・・

と思い始めていたころに

この京都の人の値引き交渉と早めの発送依頼があり

それが済むと気が抜けた私は数日何も手につかなかった。

 

すると「急ぎません」の人から

それとなくこちらの体調をうかがうコメントがきた。

 

冷静に。

冷静に。

 

コメントは最後まで読まなかった。

長文に付き合いきれなかったのだ。

 

どうやら急がないけど

送られてこないので体調が悪いのかと

心配されていたようだ。

 

どうすればいいんだ・・・

 

私は気を取り直し梱包してすぐに発送した。

 

それから事務的に感謝の言葉と発送した旨のコメントを送った。

 

早く忘れたかった、今回ばかりは・・・

 

発送はすぐにする、

というルールは今後も徹底しないとこんなことが起きてしまう。

 

特別な理由がないと思われるときはこっちで気を遣う必要もないし

早く発送して取引を完結させた方がいいに決まっている。

 

いろんな人がいる。

少額の取引を通じて今回もいろいろ学んだし少しタフな経験もさせてもらった。

 

気持ちを整えたり、強く持ったりすることの大事さを

メルカリを通じて改めて考えさせられたのだ。

 

さて、その後の後日談としてだが

雑誌をまとめ買いしてくれた京都の人が

数週間してからまた1冊雑誌を購入してくれた。

 

そのときも値引き交渉してきたので応じたのだが

どうやらこの人は私から購入してことを既に忘れてしまったのか

「はじめまして」とコメントしてきた。

 

この人が言う手数料100円が1件あたりかかるというのは

コンビニ支払いにした場合の振込手数料のようなのだが

 

追加で購入するぐらいならまとめて買っておけば良かったのに・・・

 

そう思ったものの

前に取引したことについては触れないで、発送を急いだ。