人生は再生の物語である。

59歳無職から還暦のリアルへ。

メルカリを始める⑦~売れてビミョーな気分になるのは何故だ?

メルカリを始めて3か月ほどになる。

 

毎日何かしら売れてもいるが在庫の数は

当初よりかなり多くなってもいる。

 

とはいえその在庫は

もともと自宅にあったものだから

整理しながら置き場所は変わったものの

メルカリを始めてから増えたものではない。

 

理屈でいえば

売れているものも100個程度にはなっているので

在庫は増えても

モノの総量は減っているはずなのだ。

 

もっと売れたら部屋の感じが明らかに変わるほどに

なるのだろうか?

 

売れる割合は当初の1割から2割程度になっているから

少しは学習効果も反映しているのだろうが

もっと売っていかないと断捨離には程遠い気がするな・・・

 

さて、売りたいという気持ちは

高まっているものの

実際のところなかなか簡単には売れない。

 

モノの魅力もあるだろうが

価格をどうするか

適正価格をどう考えたらいいのか

という悩みはますます深くなっている。

 

今まで一番高い金額で売れたのは

3万円の書籍ムックのシリーズである。

 

これにはビックリした。

 

まさかこの金額で売れるとは思わなかったというのが

正直なところである。

 

一番最初に出品した色紙が1万円で売れたのは

ビギナーズラックだったかもしれないが

その後なかなか売れず

そんな中出品したのだが

ある有名な編集者が携わった書籍ムックのシリーズを

思い切って高く設定して出品してみた。

 

3万円という価格が妥当かの判断は難しいが

少なくともそれぐらいの価値はあるはずだ・・・

というのが私の気持ちでもあった。

 

それが理解されるのかされないのか。

 

メルカリのいいところは価格を変動できることだから

売れなければ下げていけばいいだけの話である。

 

それがある朝起きたら

なんと売れていたのだ!

 

売れてよかったのは間違いないが

この価値をわかっている人がいたことの方が

もっと嬉しかった!

 

リサイクルショップの場合だと

とにかく処分優先だから

価格より引き取ってくれるかどうかがいちばんのポイントだ。

だから持って行ったものがカラになって帰れるとき

いちばんスッキリしている。

そのとき、いくらで売れたということはほとんど頭に残っていないものだ。

 

しかし、メルカリは違う。

 

価格設定が自分でできるから

いくらで売れるかはかなり大きな要素である。

 

自分が出品したものに対して

それが欲しいと思って

お金を支払ってくれる人が

たった一人だけ、

いればいい話なのだ。

 

興味をいくら持ってくれても売れないものは売れない。

 

逆に出品してすぐに売れるものもある。

 

値段を下げてやっと売れるものもあれば

いくら下げても売れないものは売れない。

 

何とも不思議なのだが

それが面白いともいえるし

やってみないとわからないし

だからこそ

なかなかに難しいことであるのは間違いない。

 

先日こんなことがあった。

 

あるアイドルの研究本を2冊まとめて5千円ぐらいで出品した。

 

それがすぐに売れた!

 

そのことを妻に伝えたら

 

「もっと高くても良かったんじゃないの?」

 

と素直な感想を言われ、

 

そうかそうだったかな・・・

 

という気持ちになって素直に喜べなくなった。

 

そうなのだ・・・

 

売れるジャンル、売れる法則というのも

何となくある気がするし、

 

どうしても欲しいアイドルものや

本当にレアなもの、

流通しないモノなどは

高くても売れる傾向にある。

 

いろいろ考えているうちに

たぶんこれは倍の値段、1万円にしても売れたんじゃないか

と思い始めて

複雑に入り混じった気分はなかなか回復しなかった。

 

売れてよかった、

ずっと探していた人の手に渡って本当によかった、

 

とそのあと自分に何度も言い聞かせてはいるものの

実はずっとひきずっている(笑)。

 

売れた価格が適正価格。

 

結局はそう思うしかないんだろうな。