人生は再生の物語である。

59歳無職から還暦のリアルへ。

複雑な時代を生きる。

これからますますキャッシュレスの時代になるそうだ。

 

私はまだ現金を生活の多くの場面で使っている。

 

日々の生活の中では小銭を常に用意しているし

無くなったら不安になるので

定期的にお札を使ったり

ICカードをチャージするときに

コインを確保したりする。

 

私はもともとお札もコインも手元にある方が安心できるタイプだが

かさばることを覚悟しないといけないし

いくらあるかのチェックも必要にはなる。

 

ずっとそんなやり方で生きてきた。

 

でも社会はどんどん変化している。

 

先日もスーパーに行ったら

会計の仕方が変わっていてビックリした。

 

レジに商品を持参してチェックを済ませたらその後

自分で会計をする。

 

いつものように現金を出そうにも店の人がやってくれない。

 

自分がやるのだ。

 

これはセミルフレジというそうだ。

 

ルフレジは全部自分がやる。

 

いつの間にこんなシステムになったのか。

 

省力化?

 

国際化?

 

そして、進化・・・

 

いろんな言葉が浮かんでは消える。

 

欲しいものがあるなら金さえあれば買える、というわけではなくなったのだ。

 

欲しいものを手に入れるためには

その前に買うシステムや手続きというハードルを越えないといけない。

 

しかもそれはどんどん新しくなるからそのつど慣れる必要がある。

 

新しいシステムやルールを受け入れないとますます取り残されてしまう。

 

今コンビニやファーストフード、量販店など

全国チェーンの店だと必ず

レジでカードについて訊かれる。

 

カードで支払うか、カードでポイントをためるか。

いずれかまたはその両方か、どちらでもないか。

 

何枚かカードを持っていると

それをどうするかを事前に決めておかないと

レジでまごつく。

 

そんなことはどうでもいいと割り切ればいいのかもしれないが

やがて現金だけでは解決しなくなるだろう。

 

同じカードでも

店によって選択するのがボタンだったりタッチパネルだったり

やり方が違うことがある。

 

現金チャージがレジで出来ることもあるが

出来ない店もある。

 

さまざまで、しかも、複雑だ。

 

それもこれもなるべく多くの店で経験しておけば

瞬時の判断ができるかもしれないが

失敗を恐れずにいろいろやっていないと推理もできない。

 

そう、やるしかないし、慣れていくしかないのだ。

 

それを恐れて気を抜いていると

システムがどんどん進化して全くついていけなくなる。

 

これからそのスピードはさらに加速していくのだろう。

 

今まではモノがあればそれで済んだり

故障するまではそのままでも大丈夫だった。

 

しかし通信やシステムが進化したので

持っているモノでも

バージョンアップしていかないと

使えなくなくなっていく。

 

あればいいのではない。

 

そのままでは使えなくなってしまうのだ。

 

いつの頃からかあれだけ好きだった歌も

流行っている歌が歌えなくなっていった。

歌詞やメロディー、リズム・・・

もちろん聞いていいと思う曲はあるけど

歌うのは難しいし、

サビはできても全部は歌えない。

 

だが生活の中ではそうもいかない。

 

必死に、そして、それを楽しみながら

この複雑な時代を生きていかないと、と改めて思う。