人生は再生の物語である。

59歳無職から還暦のリアルへ。

ヒッチハイクはできない。

昨日、ヒッチハイクに成功した場面に初めて遭遇した。

 

高速の入り口から少し手前あたりで

行き先を掲げていた二人の若者の前に軽自動車が止まった。

 

少し話をしたあと二人が荷物を持って乗り込んだから

希望する場所まで行く話がまとまったのだろう。

 

へぇ、うまくいくんだ・・・

 

正直びっくりした。

 

そう思って走っていく車の後を追っていたら

高速の入り口に向かって

何組かの若者が等間隔で立っているのに気付いた。

 

あ・・・何組も待っているんだ・・・

 

その後成功した二人組が立っていた位置まで

近くにいた二人組が荷物を動かし、

他の人たちも倣って少しずつ前に移動してきた。

 

そうか、、、順番なんだ。。。

 

 このヒッチハイクする若者たちは

夏になってから毎日のように見かけるようになった。

 

先日は、若い女性が一人で同じように立って

スケッチブックを掲げていた。

 

若い女性が一人で・・・

危なくないのかな・・・

 

どうなるんだろう・・・

成功するのかな・・・

 

かと思えば、この前は名古屋方面に向かう入り口なのに

「東北」と書いた紙を掲げていた若者がいた。

 

え?ここじゃないよ・・・

どうやっていくのかな・・・

 

わからない・・・

でもこの意外な行き先を見て止まってくれる車が

ひよっとしたらあるんだろうか?

 

当然だけどヒッチハイクは間違いなく若者しかやっていない。

 

年寄りが立っていたことはもちろんないし、ありえないだろう。

 

彼らを乗せる人の気持ちや理由が今一つわからないのだが

相手が若者だから止まるのだろうし、

年寄りだったら間違いなく止まるわけない、とも思う。

 

この違和感・・・ありえない感じ・・・・

 

笑えないギャグよりホラーに近いかな・・・

 

説明できないのが何となくもどかしいけど

逆に私だって知らない人の車に乗せてもらうのは

それだけでこわいし(向こうも同じだろう笑)、

迷惑をかけるとわかっているから出来ない。

 

仮に乗せてもらえたとしても

サービスエリアごとに止まってもらわないといけないからだ。

 

いわゆる「トイレ休憩」が必要というわけだ。

 

バスツアーなら融通も利くだろうし

飛行機や新幹線でももちろん問題はないけど

知らない人に図々しく言う勇気はない。

 

いつの頃からか定かではないが

移動の際に常にその注意が必要になっているのだ。

 

このトイレ問題は意外に行動に影響している。

 

最近はプロ野球観戦もTVだし、

CSで格闘技の生中継を楽しむこともあるが

これはそれに加えて帰りの電車が面倒になったからである。

 

だから以前はよく後楽園ホールでプロレスを見たものだが

それもしなくなった。 

 

自宅なら帰る必要がないしトイレの心配もない。

 

酒を呑みながら楽しんで、その後の時間もうまく使える。

 

更に言えば、東京では居酒屋にも行かなくなった。

 

馴染みの店がないせいもあるが

これまた宅呑みの方がいろんな面で都合がいいからである。

 

結果、インドア派である。

 

だから昼間のドライブや夕方の散歩は

どこかバランスをとるための行動なのかもしれないし、

年に何回かの一人旅や友人との旅も

何となく欠かせないものになっているような気がする。